簡単に効果が出ると話題の「脳をだますダイエット」とは?

食事制限や運動など「辛いもの」というイメージがあるダイエット。頑張って食事制限と運動しても、やめた途端にリバウンド……なんてことも多いものです。そんな方にオススメしたいのが「脳をだますダイエット」。食前に少し工夫したり、食事時間と食べ方を見直したり、セロトニンを増やすことで脳をだましてダイエット効果が得られると言われています。今回は脳とダイエットの関係から、脳をだますダイエットをご紹介していきます!




脳が疲れると食欲が増す?脳とダイエットの関係

ダイエットしたい時は「食欲」との戦いですよね。実は私たち人間の食欲は「胃腸」ではなく、脳の「視床下部(ししょうかぶ)」がコントロールしています。視床下部とは脳の一部のことで、食欲をはじめ体温や睡眠、水分量や塩分の調整などもコントロールしています。

この視床下部には「摂食中枢(せっしょくちゅうすう)」と「満腹中枢(まんぷくちゅうすう)」の2つの中枢があって「摂食中枢」が働くと「食べなさい」と指示が出てお腹が空きます。そして「満腹中枢」が働くと「お腹いっぱい」と指示が出て食べられなくなるのです。この中枢が正常に働くことで、食欲はコントロールされています。

ですが、脳がストレスを感じて疲労状態になるとコントロールができず「何を食べても満足できない」と感じて、いくら食べても満腹感が得られなくなりカロリーオーバーになってしまうというわけなのです。




脳のストレスの他、「早食い」にも注意を!

脳のストレスの他にも、食事方法が原因でダイエットが成功しないこともあります。それは「早食い」です! 満腹であることが脳の満腹中枢に伝達されるまでには、通常15分〜20分ほど時間がかかるとされています。

20分かけてゆっくり食べれば、本来の食事量でも十分な満足感を得ることができるのです。ですが10分程度で早食いをすると、食べ終わっても満腹中枢に情報が伝達されたいので「物足りない」「もっと食べたい」と感じる原因になってしまいます。おかわりをしたり、間食したり、本来必要な量を超えるカロリーを摂取する原因につながってしまうのです。食事の際にはよく噛んで、時間をかけて食べるようにしたいですね!




無理なく成果が出やすい「脳をだますダイエット方法」3つ

ダイエットが辛い、いつもリバウンドしてしまう……そんな方にオススメしたいのが「脳をだますダイエット」です! 具体的には満腹中枢を刺激して脳に「満腹だ」と感じさせて、食事量を減らす方法です。早速、その方法をチェックしていきましょう!

1:食前に甘いものや油を少し摂る

ダイエット中は甘いものはN Gなイメージですが、脳をだます効果があると言われています! 脳は血中の糖の量で空腹か満腹かを判断します。食事する30分ほど前にアメやチョコレートなどの甘いものを少し食べると血糖値が上がり、脳が満腹感を得られるとされています。結果、食べ過ぎを防ぐ効果があるのだとか!

ただし甘いものは食べる量に注意しましょう。甘いものは基本的にカロリーが高いので、食べ過ぎでしまっては元も子もありません。アメなら1個、チョコレートはひとかけ程度が良いでしょう。

甘いものが苦手な方は、食前にティースプーン1杯のココナッツオイルやオリーブオイルを摂るのも良いそうです。油も取りすぎるとカロリーオーバーになるので、1日小さじ1枚程度を目安にしましょう!

2:幸せホルモン「セロトニン」を増やす

脳をだます方法2つ目は、脳内に分泌されるホルモン「セロトニン」の分泌が増えるようにすることです。セロトニンは通称「幸せホルモン」と呼ばれていて、脳内での分泌が増えると「満腹感」が得られます。

セロトニンにはストレスを減らして、生活の満足度を上げる効果も期待できます。セロトニンによってストレスが減ると安眠効果、美肌効果も得られるので、日頃から意識したいですよね。

セロトニンを増やすには
・日光を浴びる
・温かい飲み物で体を温める
・大豆製品を食べる
・有酸素運動をする
・心が綺麗になる映画を観る
・しっかり睡眠をとる
・家族や好きな人とのスキンシップ

こんなことを意識して過ごすと良いと言われています。

3:食事時間と食べ方に注意する

脳は私たちの生活リズムを記憶していて、リズムが狂うとさまざまな悪影響を及ぼします。満腹中枢は正常に働くようにするには「毎日決まった時間」に朝ごはんを摂り、適切な食事感覚をあけてその後の食事をすることで「食事リズム」を脳に覚えさせることが大切なのです!

私たち人間にとって適切な食事間隔は、消化時間を考えると5〜6時間と言われています。例えば、朝ごはんを7時に食べたら、お昼ごはんは12時〜13時、夜ごはんは18時〜19時頃に食べるのが理想的なリズムです。

また食事の際には早食いを避けて、よく噛んで、時間をかけて食べることも大切です。脳が満腹感を得られるまで15〜20分程度の時間がかかるので、満腹中枢を刺激して脳をだますダイエットを成功させましょう!




まとめ

食事制限や運動によるダイエットは続かない。すぐリバウンドしてしまう。そんな方こそ、脳をだますダイエットで無理なく結果を出してみませんか? 脳が満腹だと感じられるように、ご紹介した方法を試してみてくださいね!