私たちの生活に便利にしてくれるスマホ。通話機能だけではなく、S N S、動画など多種多様な機能が充実している一方で、スマホを長時間使用したり、手放せなくなったり「スマホ依存」になることもありますよね。実は、スマホが肌荒れや肌老化の原因になっていることもあるのだとか。今回はスマホが肌に与える悪影響とともに、スマホによる肌トラブルの対策方法をご紹介します!
目次
スマホが肌荒れを引き起こす理由は?
便利な機能が搭載されていて、1日中スマホを手放せない! というスマホ依存が問題視されていますが、実はスマホは肌に悪影響を与えることがあるのです。まずは、スマホが肌荒れを引き起こす理由からチェックしていきましょう。
・ブルーライト
スマホやパソコン、タブレットの画面から発せられるブルーライトは、肌に悪影響を与えると言われています。スマホやL E D照明に含まれる青色光は、非常に強い光で、なんと紫外線B波よりも肌の奥深くまで届き、色素沈着につながることが分かっています。
紫外線B波による影響は表皮までですが、ブルーライトは表皮の奥の真皮を通り超えて、皮下組織にまで影響を与えるほど強力なのです! ブルーライトを長時間浴びていることで、シミやくすみの原因につながると言われています。
・睡眠ホルモンが減少
ブルーライトを長時間浴びていると、メラトニンという睡眠ホルモンの分泌量が減少することが研究で明らかにされています。睡眠ホルモンが減ってしまうと、睡眠が浅くなる、睡眠不足になる、自律神経の乱れなどにつながります。
自律神経が乱れるとストレスが溜まり、代謝が悪くなり、血流も悪くなっていきます。その結果、肌の生まれ変わりサイクルのターンオーバーの周期が乱れるなど、肌老化を促進してしまうのです。
・ホルモンバランスの乱れ
夜中までスマホを見てしまう方も少なくないですよね。本来なら光を浴びることがない夜間にブルーライトを浴びてしまうと、体内時計に狂いが生じます。その結果、ホルモンバランスの乱れまで引き起こす可能性があるのです!
特に女性はホルモンのバランスが乱れると、男性ホルモンの分泌が過剰になることがあります。男性ホルモンには「皮脂の分泌を促す作用」があるので、過剰に皮脂が分泌されて毛穴の開き、吹き出物、肌のテカリなどのトラブルにもつながります。また角質を増加させる働きもあるので、角質が溜まって毛穴詰まりを引き起こすこともあります。
・交感神経が活性化する
私たちの体の中では「交感神経」と「副交感神経」がバランスよく機能しています。動いている時は「交感神経」が優位になり、逆に睡眠時などリラックスしている時は「副交感神経」が優位になります。
ですが、寝る直前までスマホをいじる機会が多い現代人は、副交感神経によってリラックス状態になって欲しい場面でも、画面から出るブルーライトの強い光により交感神経が優位になってしまうことが多いのです。
目の網膜に到達したブルーライトは「今は昼だ」と信号をキャッチして、脳や体が睡眠状態に入るのを邪魔します。それにより、脳が校風状態になって深い眠りにつくことが難しくなってしまうのです。寝ている間に分泌される成長ホルモンが分泌されにくくなり、肌のターンオーバーが乱れたり、疲労回復が十分にできなかったり、肌トラブルや肌老化が促進されることにつながります。
・スマホの雑菌と姿勢の悪さ
その他、スマホの表面についた雑菌が肌に付着して肌トラブルを引き起こす。スマホを見ている際に猫背になって血行不良やむくみ、顔のたるみ、くすみなどを引き起こすここともあります。
スマホによる肌トラブルを予防・改善する対策方法5つ
スマホやパソコンを長時間使用する場合の様々なリスクや肌トラブルをご紹介してきました。とはいえ、仕事柄スマホを手放せないという方も少なくないですよね? スマホによる肌荒れや老化を予防・改善する対策方法をチェックして、スマホと上手に付き合っていきましょう!
対策1:姿勢を改善する
スマホやパソコンを使用している時、姿勢が悪くなる方が非常に多いと言われています。同じ姿勢を続けていると血行が悪くなります。猫背状態だと肩や首のコリも悪化してしまいます。また顔を下に向けることが多くなると、重力がかかって「顔のたるみ」にもつながります。姿勢が悪くなっていたら、気づく度に姿勢を正しましょう! また同じ姿勢を長時間続けないように、適度に席を立つ、体を動かすなどの工夫も大切ですね。
対策2:目への負担を軽減する
長時間スマホを見続けていると、眼精疲労を引き起こします。そして、スマホから発せられるブルーライトは肌の奥深くまで届いて、ダメージを与えることが分かっています。
目への負担を防ぐために、適度に目を休ませる。目のマッサージ、目薬をさすなどの工夫をしておきたいですね。
またブルーライトカット効果のあるフィルム、メガネなどを使用するのもオススメです。仕事で液晶画面を長時間見続ける方は、ブルーライトカットグッズを上手に活用して下さい。
ブルーライトによる肌や目への悪影響を最小限に抑える工夫をして、大切な肌を守ってあげましょう。
対策3:スマホを清潔に保つ
汚れた手でスマホを触ったり、トイレに持ち込んだり、電車内の吊革に触れた手でスマホをいじったり。知らず知らずのうちにスマホ表面には雑菌が付着しています。そのスマホを触った手で顔や肌に触れると、ニキビや肌荒れを引き起こすこともあるのです。スマホはこまめに除菌して、手も定期的に洗って清潔にしておきましょう!
対策4:スマホを触る時間を減らす
スマホを見るのが習慣になって、見るのをやめられない方は非常に多いものですよね。ですが、スマホに触れる時間を少しでも減らすことができれば、肌荒れの改善にもつながっていきます。
最初のうちは重要なもの以外「通知オフ」にしてスマホを見続けない工夫を。15分いじらない、30分は見ない! と時間を決めてみるのもいいでしょう。特に寝る前はできるだけスマホを見ないことが推奨されています。寝る前のスマホ習慣は、睡眠の質を低下させて、睡眠中に分泌される成長ホルモンの分泌を減少させて肌荒れや肌老化を引き起こしやすくなります。
スマホから発せられるブルーライトには、睡眠を促すホルモンの分泌を妨げる効果があるので、寝る前1〜2時間前にはスマホの使用を控えて、脳を落ち着かせてあげることが大切ですね!
対策5:ストレスを発散させる
ストレスを溜め込んでいると、スマホを見る時間も増えると言われています。ストレスでスマホ依存になると、ますますストレスが悪化して、活性酸素が体内で多く発生して肌老化や肌トラブルにもつながります。ストレス解消のためにスマホでゲーム、ネットサーフィンが習慣になっている方は、スマホから離れるストレス発散方法を見つけてみましょう!
まとめ
現代人の私たちに欠かせないスマホ。ですが、肌に与える悪影響を知ると「スマホ依存」の怖さに気づかされますよね。スマホによる肌トラブル・肌老化を予防して改善するためにも、できるだけスマホを見続けない工夫をしたり、今回ご紹介した対策を試してみてはいかがでしょうか?