メリットだらけ!簡単にインナーマッスルを鍛える方法

最近、なんだか疲れやすい。急に立ち上がる時に体がよろめくことがある……なんてことはありませんか? もしかしたらインナーマッスルが衰えているからかもしれません! 体の深い部分に位置している筋肉「インナーマッスル」を鍛えると、姿勢が良くなったり、体幹が安定したり、体の不調を改善するなどメリットばかり。痩せやすく太りにくい体づくりにも役立ちます! 今回は、インナーマッスルを鍛えるメリットと自分でできる簡単なトレーニング方法をご紹介します。

インナーマッスルの役割は?

インナーマッスルという言葉は聞いたことがあるけれど、実際にどんな役割をしているものなのかはあまり知られていないですよね。まずは、インナーマッスルとはどのようなものかをチェックしていきましょう!

インナーマッスルとは体の深いところに位置している筋肉で深層筋のことを指しています。具体的には腹筋の中でも内側にある「腹直筋(ふくちょくきん)」やお尻の内側にある「梨状筋(りじょうきん)」などがあります。

インナーマッスルには姿勢を微調整したり、関節の位置を正常に保ったりする働きがあります。インナーマッスルを鍛えると体幹が安定して姿勢が美しくなるとされています。反対にインナーマッスルが衰えると姿勢が悪くなる原因に。目に見えない筋肉ですが、非常に重要な役割をしてくれているのです。

美しくなれる! インナーマッスルを鍛えるメリット

インナーマッスルを鍛えると、どのようなメリットがあるのでしょうか? 姿勢が美しくなる他にもたくさんの嬉しい効果が期待できます。

・体の不調が改善される

インナーマッスルを鍛えると内臓の不調、肩こり、腰痛などを改善する効果があると言われています。このような不調の多くは、内臓や骨が正常な位置からずれていることが原因であるケースも多いです。インナーマッスルを鍛えることで体幹を安定させて体のグラつきが改善されて、怪我予防にもつながります。また運動機能向上、四十肩・五十肩の予防にも効果があるとされています。

・姿勢が良くなりスタイルアップ!

骨格を正しい位置で安定してくれるのがインナーマッスルの役割です。特に背中、お尻、腰にあるインナーマッスルを鍛えると、背筋がピンと伸びてスタイルが良く見える効果があります! またインナーマッスルを鍛えると、ぽっこりした下腹、二重顎、垂れたお尻、O脚の改善にも効果的だとされています。体重は変わらなくても、インナーマッスルを鍛えると痩せて見えると感じる方も多いそうです!

・太りにくく痩せやすい体質になれる

インナーマッスルを鍛えると基礎代謝がアップします。そのため、太りにくく痩せやすい理想の体質になれると言われています。基礎代謝とは、座っていたり寝ていたり何もしない状態で消費されるエネルギーのこと。高ければ高いほど、痩せやすい体になれるのです。

インナーマッスルは他の筋肉よりもエネルギー消費量が多く、脂肪燃焼効果がアップしやすいという特徴があります。インナーマッスルを鍛えて基礎代謝を向上させると、ダイエット以外に冷え性対策・改善にも役立ちますので女性には嬉しいですよね!

簡単! インナーマッスルを鍛えるセルフトレーニング方法

1:ドローイン

ドローインは腹部のインナーマッスルを鍛えるのに効果的なトレーニングです。お腹を支える筋肉を鍛えることができます。やり方は、呼吸を止めずにお腹を引っ込めた状態をキープするだけ! おへそのあたりに力を集めるイメージです。これならお仕事や家事をしながらでも簡単にできますよね! 

2:スクワット

スクワットはお腹、腰、下半身のインナーマッスルに効果があるトレーニングです。大きな筋肉を効率よく鍛えられるので、筋肉量を増やしたい、基礎代謝を向上させたい方にもオススメです! 

やり方は、以下の通りです。
・足を肩幅に開いて立つ
・背筋や腰を曲げないように意識しながら、ゆっくり腰を落とす
・床と太腿が平行になったら、ゆっくりと元の位置に戻す

スクワット自体の消費カロリーも高いのでダイエット中の方にも効果的です。

3:ヒップリフト

ヒップリフトはお尻や腰のインナーマッスルを鍛えるトレーニングです。垂れたお尻がきになる方、慢性的な腰痛に悩んでいる方にオススメです! 

やり方は、以下の通りです。
・仰向けになって両ひざを立てる
・片足を上げてお尻を浮かせて、背中〜足先が一直線になるようにする
・ゆっくりと元の位置に戻す
・反対側の足も同じように行う

インナーマッスルだけではなく、お尻周りのスタイルアップ効果も期待できます。

インナーマッスルを鍛える時に注意したいことは?

インナーマッスルを鍛えるトレーニングをする時には、より高い効果を得るために以下のことを意識してみましょう。

・体を温めてから行う(お風呂上がりなど)

体が冷えたままトレーニングをすると筋肉を痛める原因になることもあります。寒い時期には注意が必要です。ストレッチや入浴、温かい飲み物を飲むなどして体を温めてから行いましょう!

・筋肉痛があるときは休む

筋肉痛を無視してトレーニングすると正常に回復ができず、トレーニング効果が半減するとされています。インナーマッスルは痛めると治りにくいので、無理せずに。筋肉痛は正しくトレーニングできている証拠でもありますので、痛みを感じたらトレーンングを休憩して安静にしましょう。

・呼吸に注意する

腹部のインナーマッスルは呼吸に関係する筋肉がたくさんあります。深く呼吸をしながらトレーニングするとより効果的とされています。呼吸を止めると筋肉に酸素が回らないのでトレーニングが半減してしまうので、注意しましょう。

・ゆっくり動く

激しく動くトレーニングは体の外側にある筋肉を鍛えるのに効果的。ですがインナーマッスルを鍛える場合は、体の奥深くの筋肉に働きかける意識でゆっくり動くのがコツです!

・軽い負荷で行う

ダンベルやマシンを使ったトレーニングは体の外側の筋肉を鍛えるのに最適ですが、インナーマッスルの場合は、逆に負荷はできるだけかけずに、自重を活かした負荷が軽いトレーニングをしましょう。

まとめ

姿勢を美しくしたり、太りにくく痩せやすい体づくりをサポートしたり、たくさんの役割があるインナーマッスル。インナーマッスルと鍛えることを習慣化して、健康的で美しいスタイル維持を目指してみましょう!