血行不良がくすみを作る3つの原因

毎日スキンケアをして、しっかり紫外線対策もしているのになぜかお肌がくすんで見える、ということはありませんか?
原因不明のくすみがちなお肌は、もしかしたら血行不良を起こしているのかもしれません。
血行不良によるお肌のくすみには、3つの原因があります。
原因にあわせた正しい対策をとることによって、明るくツヤのあるお肌を手に入れることができるのです。
血行不良によるくすみの原因についてお話しいたします。

 

血行不良によるくすみ 3つの原因とは

●血色の低下
頬など、顔の皮膚の下には毛細血管が通っています。
血液が体中に正常に流れていれば顔の毛細血管にも行き渡るため、お肌に血色が見えるようになります。
しかし、顔の血流が減少すると血色が減るので、お肌が黄色っぽく見えたり黒ずみが目立つようになったりするのです。
特に目の周りなどは皮膚が薄く、青っぽい静脈血が滞りやすいため青黒くくすんで見えやすくなっています。
これが目の「クマ」の正体です。

●血液中の酸素の不足
毛細血管を駆け巡ってお肌に赤みを与えている血液の色は、ヘモグロビンという色素によって作られています。
血行が正常な時、血液中には十分な酸素が存在しています。
ヘモグロビンは酸素と結合することによって鮮やかな赤色になるため、血行が滞って酸素が不足すると濁った赤紫色になるのです。
その色が目立って見えると、くすんで暗い印象のお肌になってしまいます。

●ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーはお肌の新陳代謝のことですが、これは栄養素や酸素がお肌に行き渡らなければ正常に行われません。
栄養素や酸素は血流によって必要な場所に運ばれるため、血行不良に陥るとターンオーバーも乱れやすくなるのです。
ターンオーバーがきちんと行われなくなったお肌には古い角質が蓄積され、くすんで見えるようになるのです。

 

血行不良によるくすみのケア方法

●体を温める
体が冷えると血行が悪化しやすくなります。
まずはお風呂にゆっくり浸かるなどして体を芯から温めましょう。
日頃デスクワークなどで同じ姿勢のままじっとしていることの多い方は特に血行が悪化しやすい傾向にあります。
定期的に席を立って体を伸ばしたり、帰宅時に一駅分ほど歩いたり、適度な運動を心がけるようにしてくださいね。

●顔のストレッチを行う
マッサージなどでお肌の血行を促そうとしている方も多いようですが、お肌を直接刺激してしまうと摩擦によってかえってシミやシワの原因となってしまうことがあります。
顔の血流を促進するにはストレッチが効果的です。摩擦をせずにお肌に直接働きかけることができますよ。

《顔ストレッチの手順》

  1. 口の中に空気を入れる
  2. 頬を左右交互に膨らませる
  3. 1~2を20回程度繰り返す

 

●十分な睡眠とバランスの取れた食事を心がける
十分な睡眠はホルモンバランスを整え、成長ホルモンの分泌を促してターンオーバーを整えるために欠かせません。
また、お肌を健康に保つためには、スキンケアだけでなく食事からもきちんと栄養素を摂取することが重要です。
日頃不足しがちなビタミンやミネラルはサプリメントなどの力を借りて取り入れるようにしましょう。
健康的な生活は美しいお肌への最短の近道です。

 

ご紹介したケア方法を参考にして、くすみのない透明感のあるお肌を目指しましょう。