カーテンに付いたカビはどうやって取る?正しい対策法

お部屋のカーテンにカビが付着してしまった時、どうしたらいいのでしょうか? 特に真っ白なレースカーテンはよく見ると黒い斑点のカビが付いていることもあります。カビは喘息やアレルギーの原因にもなり得るので、早急に取り除く必要があります。今回はカーテンにカビが付いてしまう原因と合わせて、カビを除去・予防する方法をご紹介します! 快適なお部屋を作るために参考にしてみてくださいね。




まずはカーテンにカビが発生する原因をチェック!

気付いたらカーテンにカビが! とビックリすることもありますが、カーテンに発生するカビの原因はどのようなものがあるのでしょうか? カビが発生する原因を知って、生活を見直してみましょう。

窓の結露

カーテンにカビが発生する主な原因として「窓の結露」が挙げられています。結露が発生した窓をそのままにしておくと、黒いカビが発生します。特に寒い時期は室内と室外の気温に大きな差が出るので、結露が発生しやすくなりますよね。結露が発生したらすぐに水滴を拭き取るようにするといいでしょう。

湿気

湿度が高い梅雨時期・夏も注意が必要です! カビは高温多湿の環境を好むので、空気がこもっているとすぐにカビが繁殖してしまいます。室内の空気をできるだけ巡回することでカビの発生を防ぐことができるので、換気を意識して対策しておきたいですね!

加湿器の使用

加湿器の使用もカビを発生させる原因になることがあると言われています。乾燥する時期に欠かせない加湿器ですが、あまりに湿度が高い空間にしてしまうとカビが大量発生する恐れがあるのです。適度な湿度と温度で快適な室内環境にすることが大切ですね! カビは湿度80%以上、温度25度〜36度の環境で発生しやすいので、覚えておきましょう。

部屋干し

洗濯物を部屋干しする方も少なくないと思いますが、干し方によってはカーテンにカビが発生してしまう可能性があります。天気が悪い日に部屋干しする場合は、乾燥機を併用する、冷暖房を使用するなど空気の巡回を上手に組み合わせてカビ対策しましょう!




捨てないでO K! できてしまったカビを取る方法は?

カビが発生してしまったカーテンは処分するしかない? そんなことはありません。ここではカビを取る方法についてご紹介していきます。カビの付着具合や状況に合わせて最適な方法を選んで下さいね!

水洗い

カーテンに付いているカビがそこまで頑固ではない場合は、水洗いだけでも簡単に落とせます。歯ブラシや洗濯用ブラシを使って表面のカビを叩くように取り除いていきましょう! 強い力で叩くとカーテンの生地を傷める可能性があるので、優しく叩くことがポイントです。

中性洗剤

水洗いだけで落ちない場合は、中性洗剤を使用しましょう、カーテンの裏にタオルを当てて、中性洗剤をつけたブラシでカビの部分を叩きながらタオルにカビを移すとキレイに取り除けます。カビを移したタオルは使用しない方が良いので、古くて捨てても良いものを使うことをオススメします。

頑固なカビには、中性洗剤と酸素系漂白剤を併用するのもいいでしょう。酸素系漂白剤は色落ちの心配はないので(完全に色落ちしない保証はありませんが、比較的落ちにくいです)カーテンにも安心して使用できます。漂白剤を使用する場合は、手荒れ防止のためゴム手袋などを使用しましょう。

重曹

カーテンのカビを取り除くために重曹を使用するのも良い方法です。重曹は天然素材で肌にも環境にも優しく、比較的リーズナブルで手に入りますよね! 消臭効果も高いのでカーテンの匂いが気になる方にもオススメです。

クリーニング

上記の方法でもカビが落ちない場合は、カーテンをクリーニングに出すのがいいでしょう。洗濯表示に「水洗い不可」と書いてあるカーテンもクリーニングに出すのがオススメです。自分でカビを除去するより費用はかかりますが、確実に落とせます。




できる前に防ぐ! カーテンのカビを予防する方法

カーテンにカビが付着しないように予防する方法もチェックしておきましょう! ライフスタイルに合わせて取り入れられるものを実践してみてくださいね。

定期的な換気

カビを予防する方法として最も簡単なのが、こまめに換気することです! 湿度が60%から50%に下がるだけでもカビの繁殖を抑えられるので、室内の空気が巡回するように定期的に窓を開けましょう。換気する際には、空気が流れやすいように対角線の窓を2か所以上開けると効果的です。

カーテンが窓に触れないようにする

カーテンが窓に触れていると結露した時にすぐにカビができる可能性があります。家具などでカーテンが窓に触れないように設置するのも一案です。結露をすぐに拭き取ることができない方は、カーテンが窓に触れにくい工夫をしてみましょう。

除菌スプレー

カーテン用の除菌スプレーを使って、カビを予防することもできます。スプレーは消毒用エタノール、無水エタノールなどが含まれているものがオススメされています。カーテンに吹きかけるだけでカビが発生しにくくなります。カーテンによっては、シミになりやすい素材もあるので事前に確認しておくと安心です。

こまめな洗濯

最近は洗濯機で丸洗いできるカーテンも多く発売されています。こまめに洗濯することでカビの発生を防ぐこともできますよね! ただし洗いすぎるとカーテンの生地が傷むこともあるので、ご使用のカーテンに合う頻度を目安にしましょう。

機能性カーテンに変える

お部屋の窓に結露が発生しやすい場合、機能性カーテンに変えてみるのもいいでしょう。カビを予防には通気性・吸湿性・速乾性・抗菌加工などのカーテンが良いと言われています。




まとめ

カーテンにカビが発生して、そのままにしておくと見た目が良くないだけではくアレルギーなどの原因にもつながります。こまめに換気をして、高温多湿の環境を作らないようにしたいですね! カビが発生しないように事前に対策をしておくことも大切です。カビの発生を防いで、快適なお部屋作りに活かしてみてはいかがでしょうか?