脱ブルドック顔! 目の下のたるみを予防&改善するポイント

ふと鏡に映る自分の顔を見た時に「目の下のたるみ」が気になったことはありませんか? 目の下のたるみやシワは見た目年齢を上げて老け見えする要因になってしまいますよね。目の下のたるみは年齢を重ねると進むケースが多いですが、実は加齢以外にも目の疲れなど、色々な原因があると言われています! 今回は目の下のたるみを予防・改善するポイントをチェックして若々しい目元を目指していきましょう。

まずは「目の下のたるみ」の原因をチェック!

目の下のたるみを予防・改善するためには「原因」を知ることも大切ですよね! 

加齢

年齢を重ねると肌のたるみが進行していきます。私たち人間の皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つで構成されていて、そのうちの「真皮」にはコラーゲンやヒアルロン酸が含まれています。若い肌がモチモチしているのは、コラーゲンとヒアルロン酸で真皮が満たされているからなのです。ですが年齢を重ねると肌の弾力を保つコラーゲンとヒアルロン酸の量は減少していきます。50代では20代の約半分まで減少してしまうのだとか!

また目の周りの筋肉は年齢を重ねると弱くなっていきます。それに伴って、目の周りに脂肪が増えて目の下のたるみができることもあると言われています。

目の疲れ

現代社会でスマホやパソコンを使わず生活できる人は少ないですよね。移動時間にスマホをチェックして、仕事でパソコンやタブレットを毎日使い、デジタルデバイスに囲まれて生活している人が大半です。このように目を酷使していることも目の下のたるみの原因になると言われています。

目に疲れがたまると眼球周りの筋肉が硬くなり、目元全体の血流が悪くなってしまいます。そして老廃物が流れ出ずに蓄積していきます。そうなると下まぶたの皮膚の代謝が悪くなり、目の下のたるみが悪化してしまうのです。

またパソコンやスマホから発せられる「ブルーライト」によって目にストレスが与えられることもたるみの原因のひとつ。パソコンを操作している間は、瞳孔が開きやすい傾向にあり緊張状態から血流の流れが悪くなるので目の下のたるみやクマが悪化することがあるそうです!

紫外線によるダメージ

紫外線対策として日焼け止めを毎日塗っている人は少なくないですが、目の下は塗り忘れが多い箇所でもあります! 日常で浴びている紫外線ダメージも目の下のたるみやクマの原因になると言われています。

紫外線にはA波(U V A)とB波(U V B)がありますが、A波はコラーゲンやヒアルロン酸を生み出す細胞を壊してしまいます。B波はバリア機能を持つ角質を壊すので、肌表面の乾燥やハリを減少させる原因になります。

目の周りへの刺激

シワやたるみが目立つとマッサージをしたり、指で触ってしまったり。目の周りに刺激を与えすぎることも目の下のたるみの原因のひとつです。メイクを落とす際、コンタクトレンズのつけ外しなどもできるだけ力を入れず、皮膚に負担をかけないように意識したいですね!

できてしまった「目の下のたるみ」を改善するポイントは?

1:目の周りの筋肉を鍛える

目の下のたるみができた皮膚の下には「眼輪筋(がんりんきん)」という筋肉があります。ですが、目の下の筋肉は日常で動かすことはほとんどありません。年齢とともに眼輪筋が弱くなってくるとたるみが悪化するので、鍛えることを意識してみましょう!

眼輪筋を鍛える方法はとても簡単で「ウインクするだけ」です。目をパチパチと左右片方ずつ20回〜50回程度ウインクする。気をつけて欲しいのはギュッと目をつぶらないようにすること。力を入れてギュッとウインクするとシワにつながることもあります。優しくパチパチとウインクするようにしましょう。

2:目の疲れを回復させる

パソコンやスマホで疲れた目は、きちんと回復させましょう。目が疲れたと感じたら、蒸しタオルを目元に置いて温めて血行を促進するのもおすすめです。血行が良くなり、筋肉の緊張をほぐすことができます。蒸しタオルは、水で濡らしたタオルを絞って、レンジで1分ほど温めると簡単に出来上がります。温度を冷ましてから目元に当てましょう。

また長時間のパソコン作業はできるだけ避けて、数時間おきに休憩を入れて、ブルーライトカットのメガネを使用するなどの工夫も大切です。

3:リフトアップ効果のあるスキンケアを使う

スキンケア製品の中にはシワやたるみを改善する「リフトアップ効果」が含まれるものがあります。目の下のたるみ改善に効果があるビタミンC、セラミドなどが配合されているスキンケアを使用して、ハリのある肌を目指しましょう!

ビタミンC

ビタミンCには抗酸化作用、保湿作用、コラーゲンの生成を促進する作用などがあります。老化防止、乾燥防止、肌のたるみにも効果的だと言われています。

セラミド

肌が乾燥していると肌を守るバリア機能が低下して、水分を維持する角質層内の保湿成分が失われてやすくなります。肌のたるみも乾燥により悪化するので、肌内部の保湿成分に働きかけるセラミド配合の化粧水などを使用してみましょう。

悪化する前に「目の下のたるみ」を予防するポイント!

1:むくみを予防する

水分を過剰にとりすぎたり、血行が悪かったり、体内の水分がうまく排出できずにいると、むくみやすくなりますよね。むくみをケアしていないと、皮膚の下にと老廃物が溜まりやすくなり、目の下のたるみが進行することがあると言われています。適度な運動、入浴で血行を促進するなど代謝を上げてたるみを予防しておくことも大切です。

2:紫外線対策

紫外線を浴びた後の肌は、老化速度が速くなると言われています。その原因は紫外線を浴びてコラーゲンが破壊・減少するため。紫外線は夏だけではなく、冬も季節を問わず1年中降り注いでいます。紫外線を長い時間浴びている人は、目元がたるみやすい傾向にあることも分かっているそうです。忘れがちな目元にも日焼け止めを塗って、日傘や帽子、U Vケア効果のあるサングラスやメガネなどを活用してみましょう。

3:頭皮マッサージ

頭皮の筋肉をマッサージして血行を良くすると、顔の血行促進効果も期待できると言われています。こめかみ付近のあたり、気持ち良いと感じる部分に指を添えて、そのまま頭皮を上に持ち上げるイメージで優しくマッサージしていきましょう。

まとめ

目の下の皮膚は他の部分より薄いため、たるみやシワができやすい部分です。目の疲れを癒すことを習慣にして、眼輪筋を鍛えたり、紫外線対策をしたり、ハリや潤いを与えるスキンケアを使ったり……できることから始めてきましょう! たるみが悪化しないように普段から意識してみてくださいね。