ハイドロカルチャーで観葉植物を気軽に栽培!植え替えや水やりの方法

ハイドロカルチャーをご存知でしょうか?ハイドロカルチャーは観葉植物を栽培している方に人気があり、お部屋が汚れずお手入れがラクと話題です。場所を取りにくいのも魅力の1つで、玄関やトイレなど狭い場所にも飾ることができますよ。

今回はハイドロカルチャーとは何なのか、観葉植物を植えるメリット、植え替え水やりなどをご紹介していきます。




ハイドロカルチャーは土を使わず観葉植物を育てる

ハイドロカルチャーのハイドロは水、カルチャーは栽培の意味があります。大きな特徴は土を一切使わず、ハイドロボールやハイドロコーンと呼ばれている人工石で栽培するが特徴です。

ハイドロボールやハイドロコーンの原材料は粘土状の土で、高温で焼き上げています。焼き上げると軽石のような質感になり、無数の小さな穴から水や空気を吸い上げる仕組みです。

近年では木炭、カラーサンド、ゼリーボールなども使うようになりました。木炭などで栽培する方法もハイドロカルチャーと呼ばれています。




観葉植物をハイドロカルチャーで栽培するメリット


注目されているハイドロカルチャーに観葉植物を植えると、なぜいいのでしょうか?ハイドロカルチャーのメリットを5つ見ていきましょう。

虫がつきにくく衛生的

ハイドロカルチャーは無菌無臭で虫がつきにくく、コバエやゴキブリなどの発生を抑えることができます。無菌は虫の発生を抑える他に、虫のエサとなる雑菌の増殖を防ぐことができるため衛生的です。

観葉植物の栽培が初めても育てやすい

観葉植物の栽培は水分量や、水やりのタイミングが難しいですよね。実際、水が原因で観葉植物の栽培に失敗する方は少なくありません。

ハイドロカルチャーは透明の容器を使うのが定番で、鉢と違い水分状態を可視化することができます。水分状態がわかりやすいため観葉植物を枯らしにくく、初心者さんでも栽培しやすいですよ。

観葉植物や材料は100円均一で購入できる

観葉植物やハイドロボールなどの材料は、100円ショップでも購入することができます。コスパがいいため試してみたい方や、様々な観葉植物を栽培したい方にもおすすめです。100円アイテムでハイドロカルチャーを始められるのは、嬉しいポイントですよね。

鉢周りが土や水で汚れない

通常は水を逃がすために鉢の底に穴があいていますが、ハイドロカルチャーは必要ありません。受け皿がなく土も使っていないため、お部屋が汚れる心配もないですよ。

ハイドロボールは繰り返し使える

ハイドロボールは劣化が少なく繰り返し使うことができます。よく洗ってから天日干ししてから再利用しましょう。




ハイドロカルチャーの植え替え方法


観葉植物をハイドロカルチャーに植え替える方法をご紹介します。材料は、『ハイドロボール』、『根腐れ防止剤』、『底穴がない透明の容器(中身が見えるためおすすめ)』、『観葉植物』、『バケツなどの容器』、『割り箸』です。

1-観葉植物に付いている土を落としましょう。土は菌が付着しており増殖するため、根を水洗いして土をしっかり落とします。水を張ったバケツなどに根を沈めて、優しく丁寧に落とすのがコツです。

できればハイドロボールも水洗いしましょう。水の濁りを防いで見た目がキレイになりますよ。

2-ビンの底に根腐れ防止剤を入れて平らにし、容器の1/4程度までハイドロボールを入れます。根腐れ防止剤を使わないと観葉植物の根が傷みやすく、うまく生育しません。

3-観葉植物をハイドロボールの中に入れて、位置やバランスを決めましょう。最後にハイドロボールを追加し、割り箸で根の周りにある隙間をつつきながら固定します。




ハイドロカルチャーの観葉植物は日陰に置く

ハイドロカルチャーは日陰が向いており、日光を浴びなくても生育する種類を選びましょう(テーブルヤシ、パキラ、クワズイモなど)。

直射日光を避けてエアコンの風が当たらない日陰に飾るのが、上手に育てるポイントです。窓辺に置く場合、冬は窓から遠ざけて冷気が当たらない場所に置きます。

直射日光は容器の中の温度が上昇し、コケ、藻、カビが生えやすく、根腐れや枯れる原因です。




ハイドロカルチャーの水やりは水分がなくなってから


透明の容器であれば水分状態がわかりすく、水やりの失敗が低くなりますよ。水やりのタイミングは容器の中の水分がなってから2、3日後に行います。水分量の目安は容器の1/4~1/5程度です。

ハイドロボールは無数の小さな穴から空気を取り込んで排出しています。水分を含んだままの状態は空気を取り込みにくいため、少し休ませてから水をあげましょう。




ハイドロボールは植え替えて生育を促す

ハイドロカルチャーは半年~1年に1回、植え替え作業をします。ハイドロボールは洗浄してから乾燥させてから、容器に根腐れ防止剤とハイドロボールを入れましょう。植え替え時は観葉植物の根をチェックして、傷んでいる部分があれば切ります。




まとめ

観葉植物をハイドロカルチャーに植え替えると、虫が発生しにくく手入れがラクです。100円ショップで材料や観葉植物が揃うのも魅力ですよね。好みの容器に植え替えて、ぜひおしゃれなインテリアを楽しみましょう。