大胆な不倫をする二人を私は絶対許せない!

お見合い結婚

私が主人が出会ったのは20年前のこと。
大学をでたばかりで親族の経営する会社の事務員をしていた私に、叔母が縁談をもってきました。
お前は若さ意外に何のとりえもないのだから、早いうちに嫁に行った方が良いと言われ続けていたので、ありがたい話だと思いました。
中高一貫の女子高に通い、大学も女子大だったので、男性に免疫もなく、恋愛経験もありませんでした。
お見合いの場に現れた主人は、清潔感があって、とても誠実な印象を受けました。
代々会社を経営されていて、その家業を継ぐことが決定しているとのことで、経済的には問題はなく、彼のご両親と同居の必要もないとのことで、とても良いお話だと思いました。

幸せな生活

主人と結婚してすぐに一人目を授かり、その後、二人目、三人目と出産したので、育児に忙しい日々となりました。
主人は穏やかな人で、声を荒げるようなこともありませんが、育児や家事に協力してくれるということもありませんでした。
仕事で毎日忙しいようで、家に帰らない日もしばしば。
しかし、結婚記念日には贈り物をしてくれるし、子供たちの誕生日や、発表会などの行事には参加してくれるので特に不満はありませんでした。
子供たちも、たまに父親に会うと嬉しいようでしたし、幸せな日々だったと思います。

部下同伴の家族旅行

三人目を生んだ直後、主人が酔っぱらって帰ってきたことがありました。
その時、家まで送り届けてくれたのが、彼の会社の部下であるRです。Rは年齢は私と同じくらい。バリバリのキャリアウーマンで、語学も堪能だと、以前主人から聞いたことがありました。
Rと初めて会ってから3ヶ月後。家族で海外に旅行に行くことになっていたのですが、急遽、その旅行にRも同行することになった、と主人から告げられました。
なぜ家族旅行に主人の部下が同行するのか、意味が分からなかった私は困惑しましたが、主人に問いただせないまま、旅行の日を迎えました。
飛行機の中で、Rは主人の隣に座り、まるで妻のようにふるまっています。
私は子守のために連れられた使用人のような気持ちになり、とても不愉快でした。

ホテルの部屋はさすがに別でしたが、子供たちがいるため、私は子供たちとともに先にホテルにもどり、主人とRは二人で飲みに行ってしまいました。
旅行から帰った後、あまりに悔しく、初めて主人に意見を言いました。
主人は驚いていたようでしたが、Rはただの部下で、旅行先で取引先と会うことになっていたので同行しただけだと言いましたが、少しも信用できませんでした。

図々しい女

しばらくして、Rは、我が家にもやってくるようになりました。
長男の英語の家庭教師としてです。わざわざRに頼まなくても、長男は有名な塾に通っています。
しかし、主人の決めたことに逆らうことはできません。
Rは美人で人当たりも良いので、子供たちは大喜びで、すっかりなついてしまいました。
そのうち、図々しく、夕飯まで食べていくようになりました。さすがに泊まることはありませんでしたが……。
Rは家事全般が苦手なのだそうで、私の料理や家事の様子をとても褒めていました。
しかし、それしか取り柄がないと言われているようで、内心、悔しくてしかたがありませんでした。
主人もRも、決して私のことをないがしろにしているわけではありません。
誕生日にはプレゼントをくれたり、主人は、ベビーシッターをやとって気分転換をしてきても良いと言いますし、経済的な苦労もしたことがありません。
しかし、彼らが男女の関係であることは間違いないのです。

手を握り合っているところも見ましたし、別れ際にキスをしていたことも知っています。
一応、私に隠れてはいるようですが、本気で隠すつもりなどないのでしょう。
子供たちもおかしいとは思っているのかもしれませんが、何も言いません。
友人に相談しましたが、愛のある結婚じゃなかったのだから、あなたも好きにすればいいんじゃない?と言われました。
子供をシッターに預け、エステに行ったり、主人のカードで買い物をしたりしていますが、気分は一向に晴れません。

ついに我慢の限界

Rは子供を産んだわけでも、育児をしているわけでもないのに、子供たちには好かれていますし、主人からも愛されています。
主人もRも、面倒なことはすべて私に押しつけて、いいとこ取りをしているとしか思えないのです。あまりにも卑怯ではないでしょうか。
私は3人で結婚したつもりはないのです。

お金の使い方について、主人から細かく言われることはないので、意を決して弁護士へ相談に行きました。
そこで、離婚することも、慰謝料をとることも可能だと教えて貰いました。
今は一生懸命、証拠を集めています。主人もRも、私がそんなことを考えているなんて夢にも思わないようで、隙だらけなので助かります。
彼らにとって、一番ダメージの大きな方法を、弁護士と一緒に模索しているところです。