最近耳にする機会が増えた『サスティナブル』。
なんだかむずかしい響きだけれど、ライフスタイルを楽しみながら未来を守れる、とても素敵なとりくみなんです。
私たちの生活の基本である”衣食住”に『サスティナブル』を取り入れることで、誰でも環境活動に参加することができます。
『サスティナブルであることが、おしゃれでかっこいい!』と大々的に取り組む企業が増えている今、
おしゃれ女子に是非取り入れて欲しい『サスティナブルファッション』についてご紹介します。
目次
そもそもサスティナブルって?
サスティナブル(Sustainable)とは、「持続可能な」「維持できる」という意味で使われます。
経済の成長ともに、大量生産・大量消費されていた環境資源。
失われた資源を元に戻すことはむずしく、限りがあります。
わたしたちの未来を守るために、「サスティナブルな」社会の実現を目指す取り組みが加速しているのです。
なぜファッション業界がサスティナブルに取り組むのか。
ファッション業界はCO2の排出量が全業界の10%を占め、大量の水資源を消費する“世界で2番目の環境汚染産業” といわれています。世界でサスティナブル活動がすすむ中で、決して避けては通れない大きな課題なのです。
1、水質汚染問題
服には、ポリエステルやナイロンの化学繊維を使用している商品があります。
化学繊維は、繊維状のプラスチックからつくられ、洗濯をする度に細かな繊維となって下水へと流れていきます。繊維はとても細かいため、下水処理施設でとらえられきれずに川や海の汚染につながっているのです。
2、ゴミ問題
ゴミ問題日本の年間の衣料廃棄料は約100万トン、30億着といわれています。
製造された衣類の多くが、お客様の手にわたることなく廃棄されていて、さらにリサイクル率は26%でかなり低いのです。
製造の過程で多くの二酸化炭素を排出するだけでなく、輸送・廃棄など一着に多くのエネルギーが使用されます。
3、水資源の消費
Tシャツ一枚に約2,560リットル、ジーンズを一本に約7,600リットルの水が必要になります。
さらに、染色の際に使用した水はそのまま川に流されてしまいます。
すぐに取り入れられるサスティナブル
ファッションが環境に与える影響を知っても、なにから始めたらいいのかわからない。
そんな方もいるかと思います。
しかし、ほんの少しの意識でサスティナブルな取組を実践することができます。
✔︎フリマアプリを使用したり、友人に譲ったりして、リユース(再利用)する
着なくなった衣類をリユースすることで、不要な衣類の購入が減り、廃棄を減らすことができます。
✔︎回収BOXなどを利用して、有効利用する
衣類を廃棄する際に発生する二酸化炭素は、地球の温暖化問題の原因の一つです。
廃棄せず、リサイクルをすることで二酸化炭素を現象させることができます。
✔︎エコ素材の商品を選ぶ
例えば、オーガニックコットンが使用されている商品を意識的に購入することで、水質汚染の問題にいい影響を与えることができます。動物性のレザーやファーではなく、エコレザー、エコファーを使用している商品を選ぶことで、畜産業の温暖化問題に貢献することができます。
ファッションを通して未来を守ろう
『サスティナブル』に正解、不正解、大きい、小さいは関係ありません。
わたしたち一人一人が、できることを少しずつ行動に移していけばいいと思います。
最近では、プラスチックゴミ削減のためにレジ袋有料化が進んだり、フリマアプリの利用が増えたり、日常にサスティナブルな活動が自然と浸透してきています。
しかし、まだまだわたしたちにできることはあります。
サスティナブルファッションを取り入れることは『未来への投資』です。
大切な人の未来を、より良い形でバトンタッチしていくために『サスティナブル』な活動を知っていただけたら嬉しいです。