職場恋愛をしているけど周りに秘密にしているのがツラい、公表しようか迷っている、男女問わずそんな悩みを抱えている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
私は美容師アシスタントをしていた時に、直属の上司に当たる先輩美容師と付き合っていました。
交際してすぐに職場の同僚に知れてしまい、カミングアウトでという形ではありませんでしたが職場公認のカップルとなりました。
職場に交際が知れたことでのメリットとデメリットの両方が分かりました。
そこで今回はまずデメリットからご紹介したいと思います。
周りに交際を公表した後、実際にどうなるかを知ることで、カミングアウトを迷われている方の参考になればと思います。
彼女だから大目に見てると思われる
まず周りに知れたことで最も「嫌だな」と感じたのが、“彼女だから大目に見てる”と思われてしまったことでした。
彼氏となった先輩美容師は、もともと私の専属メンターとして技術を教えてくれていた先輩でした。
なのでその二人が男女の関係になったとあれば、当然の結果だと思います。
分かってはいましたが、悲しいことに変わりはありませんでした。
美容師アシスタントなので、技術テストを合格することで次のステップに進めます。
合否を決める相手が彼氏になってしまうので、他のアシスタントたちは面白くないと思います。
彼はそういったことを考慮にいれるような人間ではないと会社の代表も分かっていたので、人事は変えられませんでした。
なので他のアシスタント達から、冗談でも「羨ましい」「自分も相手を選んで付き合おうかな」のように言われたことは本当に悔しかったです。
喧嘩した時に周りにバレバレ
二人の間だけの痴話げんかでも、周りにバレバレだったのが本当に恥ずかしかったです(笑)
少なからず、お互い仕事中に喧嘩を引きずったりはしませんでした。
問題は営業後です。
二人とも口を利かない、物理的に距離を置いている、一緒に帰らない、といった行動をとっていたので、毎回すぐに周りに気づかれていました。
今考えても大人気なさ過ぎて恥ずかしくなりますが、喧嘩中だったのでこうするしかありませんでした。
自分たちの行動次第なことですが、男女の関係なので感情的になってしまいコントロールができないこともあります。
職場が一緒でなければ、彼氏と喧嘩しようが周りに関係はありません。
しかし、職場恋愛に加えて職場公認なのでどうしようもありません。
同僚や先輩からはたくさん質問され、いじられます。耐えて下さい。
同僚に恋愛の相談をしづらくなる
同僚イコール彼氏の同僚になるので、内容によっては相談しづらくなりました。
二人の今後のことや、誕生日やイベントごとでのポジティブな相談は出来ました。
ネガティブな内容で彼氏の愚痴を含んでしまうような相談をするのは控えていました。
何故かというと、彼の職場での立場を考えたからです。
長年一緒に働いてきて、彼氏のことを良く知る同僚や先輩に助言をもらいたいと思うことが多々ありました。
ですが、相談したことが原因で職場での立ち位置や周りからの評価が変わってしまうのは良くないですよね。
なのでネガティブな内容に関しては、自分の親しい友人だけにしていました。
飲み会などで周りに気を遣わせてしまう
営業後にみんなで食事や飲みに行った際の内容です。
まず一番に、みんなが私の座る場所を優先して彼氏の隣にしようとしてくれることに、何とも言えない申し訳なさと違和感がありました。
仕事中も一緒ですし、帰りも一緒に帰っていたので、わざわざみんなで楽しむ時間にまで彼氏の隣にいたいと思うことはありませんでした。
ですが交際を知る同僚たちは気を遣ってくれます。
確かに私が彼らの立場だったとしても、その場に彼女がいるのだから、隣にしてあげないと、と考えたと思います。
むしろ彼女を目の前にしてその彼氏の前に座るのは気が引けると考えてしまうかもしれません。
職場の同僚としてみんなでただ楽しみたい時なのに、交際を知られているが故に周りに気を遣わせてしまうことが、なんだかバツが悪く感じました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
以上が職場で交際を公表することによって感じた嫌だった事、デメリットになります。
このように、職場の同僚に知られてしまうことで今までになかった不自由さを感じる事もあります。
自身の心構えでどうにかなってしまうものもあれば、周りの対応の問題で解決できないこともあります。
安易に周りに公表することで、同僚との関係に影響を及ぼしたり、立場を脅かされるようなことになれば、交際どころの話ではなくなってしまいます。
そもそも職場恋愛を禁止している会社もあるかと思います。
カミングアウトしよう!と考えているのであれば、先走らずにまずは当事者である彼氏、彼女とよく話し合って慎重に判断することをオススメします。
ただデメリットばかりではなく、もちろん公表してよかった事もあります。
メリットについては別記事でご紹介したいと思いますのでそちらも参考にしてみてくださいね!