1日の疲れや汚れを洗い流すバスタイム。その時間に一緒にクレンジングや洗顔を行う方も少なくないですよね。ですが「シャワーによる洗顔」は肌に良くないことをご存知でしょうか? たるみやシワなど老化の原因、肌にダメージを与えて肌荒れにつながる可能性もあるのだとか! 今回はシャワー洗顔によるデメリットと、美肌のための正しい洗顔方法をご紹介します。
目次
シャワーで洗顔するのは危険?!その理由とは?
バスタイムの中で、同時にクレンジングや洗顔を行なっている方も少なくないはず。ですが、シャワーでの洗顔は肌に良くないと言われています!まずはシャワーでの洗顔がN Gとされる理由をチェックしていきましょう。
・水圧により「たるみ」や「シワ」の原因に!
シャワーでの洗顔がN Gな理由ひとつ目は「水圧」にあります。顔面の皮膚は体の皮膚に比べて薄いという特徴があります。体の皮膚の厚みは平均で0.2mm程度ですが、顔の最も薄い部分の厚みは0.01〜0.02mmと言われていて、体の皮膚の10分の1程度しかありません。(個人差あり)
表皮にある角質層も、体に比べて層の数が約半分しかないので、非常に刺激に弱い部分なのです。
シャワーで洗顔すると、水圧によって薄い皮膚に強い刺激を与えることになりますよね。角質層がダメージを受けて、皮脂の分泌バランスが乱れたり、水分を保持する機能が奪われたりします。結果、肌の乾燥、たるみ、シワなどのダメージにつながってしまうのです。
心地よい体感のシャワー洗顔ですが、顔の皮膚に取っては刺激が強すぎるというわけなのです。浴室では体が温まり、毛穴が開いた状態になります。そこにダイレクトにシャワーの水圧がかかることも肌ダメージを悪化する原因とされています。
・高すぎる水温が肌にダメージを与えてしまう!
シャワーのお湯の温度は、37度〜40度程度に設定することが多いと思います。ですが、40度前後の湯温は、肌には良くないとされているのです。熱いお湯での洗顔は、必要以上に皮脂が落ちてしまい、角質を取りすぎてしまうなど。乾燥や肌ダメージの原因につながってしまいます。
洗顔に適した温度は30度〜34度のぬるま湯です。皮脂は30度くらいで溶け出すので、30度〜34度程度のぬるま湯で洗い流せば、肌を傷つけることなく余分な皮脂汚れを洗い流すことができます!
正しい洗顔方法で肌のたるみやダメージを防止!
美肌作りのためには、洗顔料を使って丁寧に洗い、肌のターンオーバーを正常化することが大切です! 古い角質や汚れがきちんと落ちれば、肌の透明感がアップして、洗顔後のスキンケアの浸透力も高まるなど、美肌効果が期待できます。
早速、正しい洗顔方法をチェックしましょう。
正しい洗顔方法
1.手の汚れを十分に落として清潔にしてから、30度〜34度のぬるま湯で素洗い(お湯だけで洗う)します。
2.洗顔料を適量、少量のぬるま湯でしっかり泡立てます。泡立てネットなどを使用して、逆さにしても泡が落ちないくらいの弾力が目安です。
3.泡を肌の上で転がすように、顔全体を優しく丁寧に洗っていきます。皮脂や汚れが気になる小鼻、額、頬などは念入りに洗いましょう。
4.ぬるま湯を手ですくって、丁寧に洗い流します。生え際などに洗顔料が残らないように確認しながら流します。
5.最後に、タオルで軽く水気を抑えるようにして拭きます。
「丁寧に優しく洗うこと」が正しい洗顔のポイント!
たるみや乾燥、シワなど肌トラブルを予防するために大切なことは、手のひらを使って洗顔料をしっかり洗い流すことです。シャワーだけではなく、刺激を与える「ゴシゴシ洗い」も避けましょう。桃の皮を洗うような繊細で優しい力加減をイメージして、丁寧に洗うことで肌に必要な潤いを保つことができるのです。
洗顔の際には、指は直接肌に当てないようにして、泡を肌の上で転がすようになじませて洗いましょう。力を入れず「優しく丁寧」が鉄則です!
洗い流す際には、肌の丸みに沿わせるようにして手のひらで顔全体を覆い、水を押し付けるようなイメージで流します。水をかける時は、顔にパシャパシャと強く当てないようにして、優しくふんわりと洗い流すことも大切です。
シャワーでの洗顔は絶対にN G!大切な肌を守ろう
水圧が心地よいシャワー洗顔ですが、想像以上に肌への負担が大きいということがわかりましたよね! 顔の皮膚は体の皮膚と比べて薄く敏感です。シャワーの水圧に耐えられず、たるみ、シワ、乾燥の原因になってしまいます。
水温は30度〜34度のぬるま湯で優しく丁寧に洗うことがポイントです。シャワー洗顔は今日からストップして、大切なお肌を守ってあげてくださいね!