40代で物忘れ?脳を活性化させ認知症を防ぐ!

最近、よく忘れ物をするようになった。
人の名前がどうしても覚えられない、または思い出せない。
何か作業をする時に良く間違えるようになった…。
「まだ若いのに」とふと怖くなってしまう事ありませんか?
今のうちに脳を鍛えておく事が認知症の予防につながります。

 

10年後は5人にひとりは認知症

00031

高齢化社会になり、認知症は深刻な問題に発展しています。
10年後には65歳以上の5人にひとりが、認知症になると推定されています。
発症してしまうと本人はもちろん、周りの家族も苦労する事になります。
今のうちから脳を鍛え、少しでも予防する事は決して無駄な事ではありません。
できるかぎり楽しみながら脳を鍛えて健康に長生きしたいですよね。

 

脳の萎縮は40代から始まる

00032

自覚がある人もない人も、40代で脳の働きは少しずつ低下していきます。
今のうちにしっかりと脳を活性化しなければなりません。
どうせやるなら楽しく、ストレスがないようにするべきですね。
新しい事をこれから始めるのは効果的です。
今までとは違う刺激を受けるだけでも、脳は活性化します。
起きている間はぼーっとしている時間を極力減らし、夜はたっぷり睡眠を取る。
とは言え、寝過ぎは脳の老化につながりますので、時間を決めて寝てください。

 

楽しみながら脳を活性化するもの

00033

脳を活性化すると言っても、難しい勉強をする必要はありません。
楽しく遊んだり、ゲームをするだけで脳の活性化が期待できます。
ゲームやパズルは脳の活性化に役立ちますが、できればスマホの画面でやるものではなく、実際に指を動かすものでやる方が理想です。
例えば絵を完成させるパズルは、スマホの画面上でやるよりも実際に手でピースを組み合わせて額装まですると、より達成感が生まれるでしょう。
嬉しくて喜んだり、笑顔になるのは、脳の健康にとてもいいのです。
ナンバープレイスも、画面上より鉛筆や消しゴムで書いたり消したりする作業が脳に刺激を与えます。
カラオケは、声を出して言葉を発する事で脳を刺激して効果的です。
また、絵を描く事はかなり良いとされています。
指を動かし、形を認識し、色を付けるという作業は、介護施設でもよく採用されているワークです。
どうしても絵が苦手という方は「大人の塗り絵」をおススメします。
色を塗るだけで素晴らしい絵が出来上がる喜びは、心を豊かにしてくれるでしょう。

 

ひとつの事を長時間で続けるのは逆効果

熱中できるものがあるという事は良い事です。
しかし、疲れているのに、ついダラダラとやってしまうと逆に脳の機能は低下してしまいます。
脳に刺激を与えるのは、変化に富んだ環境です。
デスクワークだけではなく、体を動かす事も大切なのです。
筋力の低下はそのまま脳の低下にもつながり、認知症になるリスクが高まるという事が研究でわかってきています。
歩いていて足がもつれるという人は足の筋力が低下している証拠。
デスクワークの間に、筋力を上げる軽い運動がおススメです。

 

美意識を高めよう

00034

認知症になると、いろいろな事がおっくうになり、身の回りにも無頓着になる。
若い頃は奇麗に決めていたのに、最近はオシャレに身が入らない、面倒くさい、と思っている人は要注意です。
認知症が進むと、着替えをしなかったり、お風呂に入るのを嫌ったり、その事を指摘されると腹を立てたりします。
そうならないために、日頃から美意識を高めておく必要があります。
人との関わりを持つように心がけると、自然と美意識が生まれます。
いつも笑顔で人と接する事は、最大の認知症予防策です。

 

食事にも配慮

00035

いつも時間がなくてハンバーガーやラーメンなどで食事をすませる人は、注意が必要です。
ジャンクフードには脳に必要なビタミンやアミノ酸などがあまり含まれていません。
認知症を予防する理想のメニューは「旅館の朝食」です。
焼き魚、卵、納豆、のり、サラダなどの食事は、認知症予防の効果が高いのです。
魚からはDHA、大豆や納豆、卵にはアセチルコリン、サラダの野菜にはビタミンがたっぷり含まれています。
極端に何かを減らしたり、何かを過度に摂取したりというのではなく、バランスが取れた食事をする事で認知症を防ぐ事ができます。
一度発症すると治療がむずかしい認知症。
今からの予防は決して早すぎるものではありません。
普段から脳を活性化し、必要な栄養を長期間で取り続ける事が重要です。