冷えは美容の大敵!今すぐできる簡単「冷え性」対策

手足が冷えて眠れない、お風呂に入ってもすぐ体が冷える、なかなか体が温まらない……なんてことはありませんか? 多くの女性を悩ませている「冷え性」は、健康面だけではなく美容面にも悪影響を与えてしまいます。今回は、冷え性の原因や冷え性の種類をチェックしながら、今すぐできる簡単な冷え性対策をご紹介します!

冷え性とはどういう状態のこと?

冷え性の代表的な特徴として「手足や指先だけ冷えている」というケースが思い浮かびますよね。寒いと感じていないのに、全身や手足など特定の部分が慢性的に冷えている感覚があり、体温調節機能が働いていない状態のことを「冷え性」と言います。

私たちの体には寒い時は体温を上げて、暑い時は体温を下げる「体温調節機能」が備わっています。寒い時には毛細血管を収縮されて血流を減らして、体温を下げないようにしたり、筋肉を震わせて熱を作り、体温を上げたり調整しているのです。

では、なぜ体温調整機能が正常に働かなくなって冷え性になるのでしょうか? まずはその原因をチェックしていきましょう!

体温調節機能が正常に働かなくなる冷え性の原因は?

・自律神経の乱れ

体温調節機能には自律神経が大きく関わっています。過度のストレスや睡眠不足などで自律神経が乱れてしまうと、血行不良になり手足への血流がスムーズに流れなくなったり、血液量が減少してしまったり、冷えを促進します。

・筋肉量が少ない

筋肉には代謝を上げて熱を作り出す役割、血液を全身に送り出すポンプの役割があります。筋肉量が少ない女性や運動不足、加齢により筋肉量が減少している方は、体内で熱を生み出しにくい状態で冷えやすくなります。

・ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスが乱れると自律神経が影響を受けて、血行不良を引き起こして冷えやすくなります。女性は更年期を迎えると冷えが進行するケースも多いと言われています。

・生活習慣の乱れ

過度なダイエットによる食事制限、偏った食生活は鉄分やビタミン、ミネラルなどの栄養が不足しやすくなって血流が悪くなり、冷えやすくなります。また夜更かしや睡眠不足も体内リズムに影響を与えて、自律神経が乱れる原因に。

冷え性にも種類がある!あなたはどのタイプ?


「冷え性」と一言でまとめられがちですが、実は種類があります。自分がどのタイプなのか知っておくことも大切ですよね! 

・末端冷え性

体温は正常なのに、手足、指先など末端が冷えているのが「末端冷え性」です。ストレスや生活習慣の乱れなどが原因で、自律神経が乱れて血管が収縮して、血液が体の末端まできちんと届かずに手足、指先が冷えやすい状態になっています。

・下半身型冷え性

下半身型冷え性とは下半身は冷えているのに、上半身はほてっている感じがする冷え性です。長時間、座ったままの姿勢、姿勢の悪さなどが原因で骨盤が歪むことが原因の場合が多いと言われています。姿勢を正す、同じ姿勢のまま長時間過ごさない、湯船に浸かって代謝を良くするなどの習慣を心がけましょう。

・内蔵型冷え性

お腹を触るとひんやりしている場合は「内蔵型冷え性」の症状だとされています。手足は温かいことが多いので、冷え性だと気づかないケースも多いです。

・全身型冷え性

全身が冷えている方は「全身型冷え性」に当てはまります。基礎代謝が低下しているので、風邪をひきやすいなどの症状が出る場合もあります。栄養バランスの取れた食事、体を温める習慣を意識しましょう。

今すぐできる簡単「冷え性」対策5つ

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冷え性はどのタイプでも、体を温めて、血行を良くすることが大切です。最後に、日常で今すぐできる簡単な冷え性対策もご紹介します!

1:湯船に浸かって体を温める

忙しくてシャワーだけで済ませてしまう方も少なくないですが、季節問わず、できるだけ湯船に浸かって体を温める習慣を大切にしましょう。38度〜40度程度のぬるめのお湯に汗がにじむくらいを目安に、15分〜30分程度、ゆっくりと浸かるのがオススメです。体の芯から温まると、血管が広がり、血行が良くなっていきます。

2:適度な運動を心がける

適度な運動は、筋肉量を増やして体内で熱を作り出す効果があります。冷え性の改善にはとても効果的です! 血行が良くなり、新陳代謝も促進されます。簡単なウォーキング、筋トレ、スクワットなど仕事や家事の合間に取り入れてみましょう。運動の時間がない方は、階段を使う、早歩きする、一駅歩くなど無理なくできる運動習慣を取り入れてみるといいでしょう。

3:体を温める食事

体を温める食べ物を積極的にとることもオススメされています。ごぼう、レンコンなど根菜類。ネギ、ニンニク、生姜など薬味野菜。発酵食品などは体を温める効果が高いとされています。鍋やスープなどの温かい食べ物、ハーブティーなどの温かい飲み物も体を温めてくれます。また筋肉を作るもと「タンパク質」も積極的にとるようにしましょう!

4:冷えない服装

体を冷やさないようにするためにはファッションにも工夫を! 効率的に体を温めるためには「首」「手首」「足首」を冷やさないことが大切だと言われています。この3つの首を温めると血行が良くなり体が温まるのです。体温調整しやすいマフラー、手袋などを持ち歩くのもいいですね。

また締め付けが強い下着やインナー、ボトムスなどは血行を悪くして冷えを悪化させる可能性があるので要注意。冷えに悩んでいる方は、サイズ感にも気をつけておきましょう。

5:サプリメントなどを取り入れる

食事で改善できれば一番ですが、なかなか難しいという本音もありますよね。そこで、体の内側から冷えを改善するためにサプリメントや栄養剤を取り入れるのもオススメです。血流改善効果がある成分、冷え改善に有効的な成分が含まれるものがいいでしょう。

血液の巡りにアプローチして冷えをケアする効果があるとされる「ピクノジェノール」などが代表的です。また生姜湯、甘酒など栄養豊富で体を温める効果がある食品もオススメです。

まとめ

冷え性は放っておくと、血行が悪くなり肌に栄養が行き渡りにくい状態に。肌荒れや老化サインなどにもつながっていきます。健康的な美しさをキープするために、今日から早速冷え対策を意識してみてくださいね!