汗ばむ季節になるとでてくるのが脇汗問題。例えば仕事やデート中、脇汗のせいで服の色が変わってしまい、恥ずかしい経験をした方もいるでしょう。今回は脇汗が目立ちにくい服選びのコツなど、対策方法をご紹介します。
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服の脇汗を気にしている女性は約80%
特に夏は汗をかきやすいため、服につく脇汗が気になる方も多いのでは?ある企業が行った調査で約80%の女性が、脇汗による服の変色を気にしていることがわかりました。調査では様々な脇汗悩みが多く挙げられています。
・脇汗の臭いや黄ばみが気になる
・夏は脇汗ジミが気になって人前で上着を脱げない
・脇汗が目立つ服は着られない
・冬でも脇汗が気になる
運動時、気温や湿度が高くなる季節、冬でも空調の影響で汗をかきますよね。人は汗をかいて体温調整しており、1日約500ml~1500mlの汗をかいています。脇汗はほんの一部で、実は10ml程度しかでていません。
服に含まれている脇汗がポタポタ垂れるなど、極端に多くなければ気にする必要はないでしょう。
脇汗による変色対策は濃い色の服がイイ
脇汗による服の変色対策は「濃淡」がポイントで、ブラック、ネイビー、ダークグレー、ダークカーキなど濃い色の服を選ぶといいですよ。濃い色の服は汗に濡れても目立ちにくいため、脇汗もカモフラージュすることができます。
反対に脇汗が目立ちやすい色は明るい色や淡い色です。服が汗で濡れると濃くなるため濃淡がハッキリします。ライトグレー、ライトカーキ、ライトブルーなどは避けた方がいいでしょう。
例外もあり、全ての明るい色=脇汗が目立つわけではありません。ホワイトやホワイトに近い色は汗をかいても濃淡がわかりにくく、脇汗による服の変色は目立ちにくいです。
また、柄物の服も脇汗の変色をごまかすことができます。理由は2色以上使っていることと、色やデザインの影響で視線が散りやすくなるからです。特にたくさんの色が使われている服、不規則な柄、様々な柄がある服などは、脇汗をカモフラージュしやすいですよ。
ポリエステルの服は脇汗が目立ちにくい
服の素材は綿、麻、レーヨン、ポリエステルなど様々な種類がありますよね。脇汗による服の変色は、素材によっても見え方が変わることをご存知でしょうか?
汗ジミが目立ちにくいのはポリエステルで、水分の蒸発が早いため服についた汗も早く乾きます。ポリエステルの特性を生かした機能性タイプもあり、吸汗速乾やドライメッシュを選ぶとより効果的です。
吸汗速乾やドライメッシュは汗ジミがわかりにくいだけでなく、肌にまとわりつきにくくサラサラしています。着心地の不快感も少なく、運動時や汗をかきやすい時期は重宝しますよ。
一方で服についた脇汗が目立つ素材は綿です。綿は水分の吸収力に優れており夏服にもよく使われていますが、ポリエステルのような速乾性はありません。濡れている時間が長くなるため、濃淡がわかりやすく脇汗が目立ちます。
袖がふんわりしている服は脇汗が目立ちにくく乾きも早い
脇汗ジミが気になる方は袖のデザインにも注目しましょう。フレアスリーブ、バルーンスリーブ、ドルマンスリーブなど、ふんわりしている袖を選ぶといいですよ。
二の腕や脇に密着しにくいことや、袖にゆとりがあるため風通しが良くなります。服についた脇汗が早く乾き、汗による変色も目立ちにくいです。
服の脇汗などは黄ばみやすい!マメなお手入れで回避する
着用した服はマメな洗濯やクリーニングで黄ばみ対策をしましょう。脇汗が目立ちにくい服を選んでも、ケアを怠ると黄ばみが発生します。
服が黄ばむ原因は汗や皮脂の酸化です。酸化は時間が経つほど起こりやすく、汗や皮脂は繊維の奥まで浸透します。繊維の奥まで入り込んだ汗や皮脂はこびりつき、キレイに落とすのが難しくなります。
着用した服は放置しないのはもちろん、衣替えシーズンは洗濯やクリーニングで汚れを落としてからしまいましょう。
服の脇汗が黄ばんだ時の対処法
服が黄ばんだ時は衣料用洗剤と酸素系漂白剤を使います(事前に洗濯表示を確認してから使いましょう)。
1.洗面器などに40℃くらいのお湯と衣料用洗剤をためて、黄ばみ部分を浸します。皮脂はお湯を使うと浮きやすく、ガンコな黄ばみも落ちやすくなりますよ。
2.黄ばみ部分を優しく揉み洗いしたあと、ある程度泡がなくなるまですすぎましょう。すすぎで使う水は何回か交換します。
3.再び40℃くらいのお湯を張り酸素系漂白剤を入れて、黄ばみ部分を約30分~60分浸け置きしましょう。時間が経ったらすすぎ、洗濯機に衣類用洗剤を入れて洗います。
まとめ
服の脇汗対策は色、デザイン、素材がポイントです。さらに、脇汗対策インナーや直塗りの制汗剤を併用すると効果がアップしますよ。服の脇汗とおさらばして女子力を高めましょう。