子供を危険にさらしてまで不倫した夫を絶対に許さない

子煩悩な夫

夫は結婚前から社交的で多趣味。賑やかなことが大好きで、常に周りに人が集まってくるようなタイプ。
私もそんな彼の人柄に惹かれて結婚しました。
新婚当初は楽しかったのですが、子供が生まれてからも、彼は生活を変えず、私にばかり負担がかかっているような気がしていました。
共働きであるにもかかわらず、ほとんどの家事は私がしていました。夫がしたのはせいぜいゴミを出すくらい。
しかし、子供達が小学校にあがると。キャンプや釣りに連れて行ってくれるようになりました。
相変わらず、家事では役に立ちませんが、子供達はとても楽しそうで、これでいいのか、どこの夫婦もこんなものだと自分に言い聞かせていました。

プールでの出来事

子供達が夏休みのある日、夫が長男と次男をつれて市民プールへ行くと言ったので、お弁当など用意をして送り出しました。
私は久々に一人時間を家事をしたり、読みたかった本を読んだりして過ごしていたのですが、お昼過ぎに病院から電話がかかってきて、長男が救急搬送されたというのです。
びっくりして、慌てて病院にかけつけました。
長男は処置を受けているところで、次男は一人で泣いていました。しかし、夫の姿はどこにもありません。
長男は流れるプールで溺れ、ライフセーバーの人に助けられたそうですが、一時意識が混濁していたため、念のため救急車を呼んだとのことでした。
長男はけろっとしていましたが、心臓が止まるかと思いました。
次男が父親と来たと、言ったのでプールの係員の方が探してくださったり、放送を流してくださったそうですが、夫の姿はどこにもなかったそうです。
私は心配になり、何度も夫の携帯に電話しましたが、一向に繋がらず、ようやく連絡がつき、夫が病院に現れたのはもう夕方になってからでした。

不倫発覚

いったい何をしていたんだ、どこにいたんだ、と問い詰めましたが夫は真っ青な顔をして黙ったままです。
あまりに腹が立ったので、長男を殺されかけたも同然だから警察に被害届を出す!と言うと、ようやく夫は全てを話し出しました。
会社の同僚のシングルマザーと不倫関係にあり、誘われたので家まで行っていたと。
携帯を見せるように言うと、渋りましたが、もう一度警察に行くと告げると嫌々携帯を渡しました。
そこには、不倫相手との生々しいやりとりや、写真がたくさん出てきて吐き気がしました。
その画面を自分の携帯で撮影して、証拠を残しましたが、それが終わる頃に、私は倒れてしまい、病院で点滴を打って貰いました。
後日、長男に話をきくと、いままでも公園などにつれていくと、長男に次男の面倒をみるように言いつけ、夫はどこかへ行ってしまうことが多々あったらしいのです。
お母さんには言っちゃだめだと口止めまでしていたといいます。
泣きながら話す長男を見て、今まで気がつけなかった自分のふがいなさに情けなくなり、そして愛する子供にこんな想いをさせた夫への憎しみが湧き上がってきました。
相手のシングルマザー対しても、あまりにも身勝手な振る舞いにどうしても許せない気持ちになりました。

離婚以外に道はない

夫は「彼女とは別れる、本当に申し訳なかった」と涙を流して謝罪していましたが、もし長男が死んでしまったら、と思うと恐ろしくて、どうしても夫を許す気にはなりません。
プールで子供を放置するなんて、本当に信じられないし、夫婦としてやっていくのはムリだと思い、離婚したいと言いました。
相手の女性にも慰謝料を請求すると。
しかし、夫は「絶対に離婚しない」と譲りません。
弁護士にも相談しましたが、時間がかかりそうだったので、近くにアパートをかりて子供たちと引っ越しをしました。
学校にも事情を話し、夫が来ても子供に会わせないように頼みました。
念のため、警察にも相談し、義実家にも今回あったことを報告しました。
義母と義父はびっくりして謝ってくれました。
子供達のことをとてもかわいがってくれていたので、夫に対して縁を切るくらい勢いで怒っていました。

憎しみは消えない

その後、不倫相手に慰謝料を請求しました。
シングルマザーなのでお金がない、もう別れるので勘弁して欲しい。と言われましたが許す気はありません。
夫とその女の上司に電話して、今回のことを報告しました。社内不倫なので、ただではすまないでしょうが自業自得です。
義父母にはたまに公園などで子供達と会える時間をとっています。
夫は反省しているような素振りを見せていますが、子供を危険にさらしたことがどうしても許せないし、自分の欲望のためなら子供も犠牲にする人だと分かったので、もう、子供に会わせたくないです。
夫は会いたがっていますが、今後の面会についてもなしの方向で弁護士と話し合っています。
少し時間はかかるかもしれませんが、慰謝料と養育費はなるべく一括で払って貰い、なるべく早く縁を切りたいです。
そうでなければ、夫への憎しみから私自身が壊れてしまいそうです。