マッチングアプリで浮気を繰りかえす夫にもう限界

最初の浮気

夫との出会いはマッチングアプリでした。
登録してすぐにメッセージをくれて、趣味が合いそうだったであってみると、すごく優しくて楽しい人で、その日のうちに交際することになり、半年後には妊娠して結婚をしました。
出来ちゃった婚ではありましたが、夫のことを愛していたし、後悔はありませんでした。
しかし、妊娠中、夫の様子がおかしいと思い、こっそり携帯をみたところ、私と出会ったマッチングアプリをまだ削除しておらず、そこで出会った人とホテルに行ったことがわかりました。
夫を問い詰めるとあっさりと白状しました。ほんの出来心だった、妊娠中、夜の生活がなく発散したかった、許して欲しい。そう言って土下座されました。
許せない気持ちもありましたが、妊娠中だったし、生まれてくる子供のためにも離婚という選択肢はありませんでした。
その浮気のストレスから、私は切迫流産になり入院。その後、帝王切開で出産することになりました。
夫はさすがに反省したのか、病院へ頻繁にお見舞いにきてくれたし、子供が誕生したときは涙を流して喜んでいました。

安心したのも束の間

退院してすぐ、里帰りをすることになりました。
もしかしたらその間にまた浮気するのでは?と不安な気持ちもありましたが、夫は子煩悩な様子でしたし、信じてみることにしました。
初めての子育てで、戸惑うことも多く、寝不足で大変でしたが、実母のサポートを受けてなんとか一番大変な産後1ヶ月を乗り切ることができました。
夫も休日には必ず私の実家に泊まりに来てくれて、おむつを替えたり、沐浴をさせたりしてくれました。
そして1ヶ月検診も有給をとって付き添いをしてくれたので、とても嬉しく思っていたのですが、その日、たまたま、夫のスマホの画面を見てしまいました。
そこで発見してしまったのです。夫のスマホに新たなマッチングアプリがダウンロードされていることに。

新たなアプリ

そのアプリは私たちが出会ったものとは違うもので、アイコンだけでは一見、マッチングアプリだとはわからないものでした。
私は夫と出会う前、どのアプリが良いのか厳選したため、そのアイコンに見覚えがあったのです。
ショックでしたが、今度は安易に問い詰めず、様子を見ることにしました。
そして、ネットで不倫の証拠集めの仕方などを検索したり、母子家庭になってしまったとき、どんなサポートが得られるのかなどを調べました。

証拠をつかむ

里帰り中は、育児に協力的だった夫ですが、私が家にもどるとほとんど何もしなくなりました。
家事もゴミを出すくらいしかしないし、気が向いたときに子供をあやすくらいはしますが、オムツが濡れていても「替えてあげて」とこちらに丸投げしてきます。
夫は仕事が忙しいと言いますが、複数の女とマッチングアプリでやりとりをしていることを私は知っています。
一緒に食事をしたりしているのを匂わせるメッセージや、キワドイやりとりをしているところの証拠は押さえていますが、まだ一線を越えたという証拠が手に入りません。
その頃、ネットの相談掲示板に書き込みをしていたのですが、「写真もチェックしてみると良い」とアドバイスをもらいました。
早速、夫のスマホの中のアルバムをチェックしたところ、女の人の裸の写真や、二人で肩を組んで自撮りをしている写真などがざくざく。
さすがにそれらを発見したときは、吐いてしまいました。

逆上する夫

念のためにこっそりとICレコーダーをポケットに入れて、夫に離婚の証拠を突きつけました。
夫は平謝りでした。前回と同じように、土下座をされましたし、涙もながしていました。
しかし、私が「絶対に許さない。離婚する」と言うと突然攻撃的になり、不倫の証拠を破り捨て、ものを投げつけてきたので、慌てて子供と一緒に実家に避難しました。
不倫の証拠については、もちろんデータは残っているので破り捨てられても問題ありません。
夫は、いつもへらへらしており、声を荒げる姿など、見たことがなかったでのですごく驚いて、その日は震えが止まりませんでした。
親族のすすめで念のために警察へ相談にも行きました。

離婚成立、そして

その後、弁護士に相談してすべてのやりとりを弁護士を通じて行い、先日やっと離婚が成立しました。
夫は子供と離れたくないようでしたが、逆上してものをなげてくるような危険な人に子供を会わせるわけには行きません。
話し合いの様子をしっかり録音しておいたことや、警察に相談しておいたことが功を奏して、子供へ面会もしなくてよいということになり、ほっとしています。
マッチングアプリは良い出会いもたくさんあるとは思いますが、しっかりと相手のことを見極めることが大切なんだと痛感しました。
今は実家で子育てをしながら、資格の勉強をしています。
子供は、父親の顔も知らないことになりますが、そのことでつらい思いをなるべくさせたくないので、できる限りのことをしていくつもりです。