食文化の違いあるある(国際恋愛)

育った国によって全く違う食文化。マナーもそれぞれ慣れ親しんできた味というのも違うので、ほっとする味を共感することがむずかしい国際恋愛カップル。
今回はそんな国際恋愛カップルの食にまつわるあるあるをご紹介していきます。

朝食が甘い

これは主に欧米出身の食文化で、基本的に朝ごはんは甘いシリアルや甘いパンなど甘い朝ごはんを食べる人が多いです。
近年日本でもパンやシリアルが手軽で食べやすいので一般的な朝食となってきましたが、伝統的な日本の朝食のように塩気のある食事を朝食として食べることになじみのない人が多いです。
また欧米ではお米やオートミールを暖かい牛乳で食べることもあり、その文化になじみのない日本人は受け付けない人もいたりします。
朝ごはんといえども千差万別。自分に合った朝ごはんをそれぞれ食べるのもいいですね。

食事のマナーの違い

食事をするときに気になってしまうのが食事のマナー。
日本人が麺類を食べる時に麺やスープをすすりながら食べる事は海外のほとんどの国では大タブーという事はご存じの方は多いと思います。
そしてお茶碗やお椀を持って食べるもの日本やベトナム、中国では普通ですが、お隣の韓国では食器は手で持たないのがマナーです。
また逆に、お茶碗の米粒を残されると思わず言ってしまう日本人の方も多いのではないでしょうか?

味付けの難しさ

人によって味付けの好みは変わってきますが、国によってなじみのない味付けなどもありなかなか合わせるのが大変。
日本食も様々な国でポピュラーになってきましたが、案外家庭で食べている日本食にはなじみのない人が多く、海外に住んでいる国際カップルには悩みの種になることがあります。
特にパートナーが日本に行ったことがない場合、日本食の味付けは場合によって合わないことも・・・。
たまに自分の国の料理が食べたいと思っても、パートナーがあまり好きではなかったりするとちょっと落ち込みますよね。
日本では全く料理をしなかったけど、海外に住むことになってから自分で作らないと食べたいものがない状態になって初めて料理に目覚めた方も多くいらっしゃいます。
確かに料理が一通りできるようになると、食事のストレスは減っていくのでもし悩んでいる方がいれば一度チャレンジしてみてください。

一人酒はタブー

日本ではゆっくりと家で一人酒をするのは至福のひと時ですが、主にヨーロッパの人から見るとありえない光景なのです。
ヨーロッパでは一人でお酒を飲むのはアルコール中毒者のすることと思われており、お酒をかなり飲むイメージの人たちですが一人酒は絶対しません。
私の経験ですが、20代前半の時にフレンチバーに行き一人でお酒を飲んでいると知らないフランス人のおじさんに「若い子が一人でお酒飲んだらダメだ!」と注意をされて、結局おじさんたちのグループで一緒に飲んだことがあります(笑)

おかゆじゃない

みなさん風邪を引いたらおかゆを食べたくなりますよね。しかし、国によって風邪をひいたときに食べる食事も違います。
アジア圏の国では主におかゆですが、欧米や中東、アフリカでは野菜スープやチキンスープなどが主流で、なかにはパスタが入っているものもあります。
ここまでは想像ができますが、国によってはお酒や飲み物で風邪を治す国もあり、ロシアでは民間療法でウォッカに唐辛子を入れて飲んだり、フランスではスパイスたっぷりのホットワインを飲んだりします。
私も咳が止まらない時にエストニア人の友人からコーラを渡されたことがありました。
コーラは長らく咳止めとしてよくヨーロッパで飲まれているそう・・・。
風邪をひいたらみんなおかゆが食べたくなるわけじゃないんだと気づかされますよね。

お祝いの食事

結婚式、クリスマス、お正月、旧正月、ラマダン明けなど世界にはさまざまな年間行事やお祝いの席がありますよね。
日本でも食事の時間は大切とされてきましたが、近年は働く人も増えてきて若干薄れつつありますが、世界のさまざまな国では時代がかわっても食事の時間は大切にしている文化が強い傾向にあります。
国際恋愛や結婚して、パートナーの家族と一緒にこういった行事を過ごしたことがある方はお分かりかもしれませんが、食事の量がものすごいのと、食事の時間が想像を超える長さなのです。
ヨーロッパのクリスマスで例をあげると、あちらではクリスマスは家族の行事なのでほとんどの家族親戚が集まります。
大体24日のお昼ごろから食事が始まり、終わるのが夜中であることも良くあります。
そして食事の量も凄く多いのでだんだんフードファイターのように死に物狂いで食べます。
最後のデザートのケーキも家庭によって2個も3個も作ってあるところもあるので、最後のほうは満腹すぎて眠気と戦っています。

まとめ

今回の食に関する記事はいかがでしたでしょうか?
これまで自分が育ってきた味というのは、なかなか他には変えられないものだったりもしますよね。
長く付き合っている国際カップルは無理せず自分の食べたいものを食べている傾向にあります。
食というのは私たちにとって生きる上で必要なことであると同時に、コミュニケーションが生まれる場でもあります。
それぞれの国の味を尊重できるようになれたらいいですね!