国際恋愛の価値観の違いあるある

国も違えば文化も違う。
一緒に過ごしながら様々な違いに気づいていく中で、お互いの行動や習慣の違いをだんだん身に染みて感じてきますよね。
頭では理解しようとしても、なかなか自分とは違う価値観をすんなり受け入れるのは難しく思ってしまいがちですが、案外パートナーも日本の価値観に首をかしげているかもしれません。
今回はそんな国際恋愛には100%生じる価値観の違いについて紹介していきます。

靴を履いたまま家に入る

欧米の文化では靴を脱ぐのは寝るときだけで家の中は土足が普通です。
昔は人前で靴を脱ぐというのが失礼だと思われる風習があり、その延長線上で今でも家の中であっても土足の家庭があります。
日本で留学や仕事で長く生活をしている欧米出身の方でも、無意識に靴のまま家に入ってしまうことも良くありますよね。
それこそまだ日が浅いと全く気にせず入ってきたりしますから「靴―!!」 と叫んだ方は少なくないのではないでしょうか?

友達とのキス

日本人にとって「キス」というものは、カップルのビックイベントではないでしょうか。
それが頬にキスをすることも、かなり勇気がいることだと思いますが、欧米の文化では頬にするキスは「挨拶」です。
特にヨーロッパに多い挨拶の仕方で、主に女性同士、異性同士、男同士(気の知れた友達)、家族等で交わします。
ほとんどは頬と頬を合わせて、キスの音を口で鳴らすのですが、やはり長い間会わないと感情も高まり、ブッチューっと頬にキスをされる場合も良くあります。
そして家族や住んでいる場所によってキスの回数が違うので、もしパートナーの家族や友達に会ったときは流れに任せてください。

食器は手に持たない

日本ではごはんやお味噌汁を食べるときにお茶碗やお椀を手に持ち、お箸で口に運ぶのが行儀のいい作法ですよね?
しかし海外では食器を持つ文化の国はほとんどありません。
お隣の韓国では食器を持って食べることは「乞食食い」と呼ばれ、食卓がないほど貧しいという意味合いを持ちます。
又、欧米では基本的にカトラリーを使って食事をするのがマナーですので、食器を口の近くまで持ってきて食べるというのは行儀が悪い行為になります。

一人でお酒を飲む

仕事から帰ってきて、冷えた缶ビールを飲みながらドラマを見て一人の時間を楽しむ。
一見日本では普通のお酒のたしなみ方ですが、ヨーロッパではNGなのです。
一人酒はアルコール依存症の人がするものと思われており、あんなにお酒を飲むイメージが強い欧州の人ですがお酒は絶対に一人では飲みません。
家で飲むときは必ず友達や家族と一緒に飲み、バーなどでも隣に座った人やグループに混ざり話しながらお酒をたしなむのがマナー。
どうしても一人酒をしたい場合は、パートナーが自分の国に帰省している間にしましょう。

パンはお皿

「パン」はフランス語というのをご存じでしょうか?そのパンという名前がやってきたフランスではパンはお皿の上に置きません。
机の上にドーンと置きます。
大昔のフランスではお皿は貴族やお金持ちしか使えない高級な食器であり、庶民はパンをお皿代わりにしていました。
今でもその名残が残っているのか、家庭では基本的にパンは机の上に置きます。
クロワッサンやバゲットも食べるときにボロボロ机の上に落ちますが、そんなの気にしません。
そして案外そのほうが楽なので気にしなくなる日本人も結構います。

「仕事だから」が通用しない

日本人にとって生きるという事は仕事をする事のように考えられがちですが、海外ではあまりその考え方は好まれません。
プライベートを楽しく過ごすために仕事をしている人がほとんどなので、仕事が週末まで長引いたり、残業が多かったりするのはありえません。
デートの約束の日に、会社の予定が入ったりして会社を選ぼうものなら喧嘩の始まりになるのは目に見えています。
「上司だから断れない」は通用しません。
上司でも同僚でも社長でも自分が嫌なら嫌ですと伝える文化であり、自分に合わないならすぐにでも辞めますスタンスで生きている人が多いので、プライベートに仕事を持ち込まないほうがいいですね。

価値観の違いを埋めるには?

今回の価値観の違いいかがでしょうか?
現在国際恋愛をされている方は、いくつかうなずく項目もあったかもしれません。
さてこれらの価値観の違い、最初はかなりびっくりしたり、幻滅したり、ありえないと思ったりしますが、人間付き合っていれば慣れていくものです。
価値観の違いを否定するのは相手の生きてきた文化や風習を否定することになるので、お互い本当に嫌なこと以外は目をつぶるか、慣れていきましょう。
一番いいのは自分もやってみて決めることです。
パートナーが無意識にやっている習慣は彼らが育った土地での長年積み上げられてきた文化でもあります。
自分もやってみることで、新しい発見があり、理解も深まりますよ。