更年期中の高血圧には理由がある!3つの対策で予防・改善


みなさんは、高血圧ですか?低血圧ですか?女性の多くは男性と比べ、血圧が低く貧血などに悩まされる方が多いと思います。しかし、更年期に入ると、一転して高血圧に悩まされる方が増えるのです。

なぜ、更年期になると高血圧が起こるのか。そこにはこんな原因がありました。

更年期に高血圧リスクが急上昇する5つの理由

厚生労働省が毎年発表している「国民健康・栄養調査」を見ると、女性は40代を境に、自分が血圧が平均値より高めの、いわゆる「高血圧」と答える人の割合が急増します。

そもそも、高血圧というのはおおよそ5つの原因が存在します。

1つ目は、体質によるもの。特に、ご両親や親戚に高血圧の方がいるなど、遺伝的な要素は否定できません。

2つ目は、塩分の取りすぎです。日本人の食生活は、海外と比較しても食塩を使う量が多いと言われます。体内の塩分=ナトリウム濃度は、常に一定に保たれています。濃度が高まると血液量が増え、高血圧となるのです。

3つ目は、血管の老化です。年齢を重ねることで血管の柔軟性が低下し、血圧が上がります。これは加齢だけでなく、運動不足や喫煙などの生活習慣でも起こる症状です。

このあたりは、年齢に関わらず気をつけるべきポイントでもあります。しかし、更年期をきっかけに高血圧リスクが高まる原因は、次の2つが大きく関わります。

まずは、女性ホルモンの低下です。女性ホルモン=エストロゲンは子宮から分泌されていますが、更年期で体が閉経に向かうのに従い、分泌量が急減少します。

エストロゲンには血管を拡張する機能があります。これが低血圧の女性が多い理由なのですが、更年期に入りエストロゲンが減少することで、血管の拡張機能が衰え、高血圧となってしまうのです。

そしてもう1つは、交感神経が過剰に働いてしまうことです。交感神経というのは、いわば体を「緊張状態」にする役割があります。その間、血管が収縮することで血圧が上昇するほか、血圧を高めるホルモンが分泌されてしまいます。

エストロゲンと交感神経=自律神経は、いずれも視床下部によって分泌のコントロールがされています。エストロゲンの減少による体の変化は視床下部や自律神経にも大きな影響を与えるのです。

更年期がもたらす体の変化は、以上になります。特にエストロゲンの減少、自律神経の乱れという2つが起こると、健康状態を保つ機能全般に悪影響がおよびます。その時に冒頭で紹介した、高血圧リスクを高める生活習慣を送っていると、その影響をモロに受けやすくなってしまいます。

高血圧の改善・予防にオススメな3つの習慣


高血圧のリスクを抑える、あるいは高血圧の改善をするのには、次の3つの習慣を意識しましょう。

①運動

運動は血管を拡張させる機能があり、血圧を下げる効果が期待できます。これまで特に運動習慣がなかった方は、軽いウォーキングから始めるといいでしょう。ウォーキングのペースですが、やや息が上がってくるような、大股の早歩きを意識してみてください。

②禁煙

今喫煙の習慣がある方は、禁煙対策を本格的に考えた方がいいでしょう。タバコには発ガン性リスクをはじめ、百害あって一利なしと言えるほどの悪影響が詰まっています。

③食事

食事は減塩を心がけましょう。また、食生活を整えつつ、サプリメントを活用するのも有効です。特に、女性ホルモンと同じ作用を持っている「エクオール」を多く含むサプリメントは、更年期中の女性にとって強い味方になります。

こまめなチェックと生活の見直しで、高血圧改善を

更年期に入ると、様々な病気リスクが一気に高まります。高血圧への対策はこまめな血圧チェックと生活習慣の見直しをセットで行いましょう。